節祭~干立編②
前回のトシヌユに続きまして、今日はユークイの様子を
ブログにアップしますね。
残念ながら、ヤフヌティには間に合いませんでした…。
すみませんm(_ _)m
トップの写真は2回目の舟漕ぎ(パーリャ)の様子です。
※舟漕ぎ競漕は2回行われ、1回目は神事の舟漕ぎ(ウガンンパーリャ)で、
勝った方の舟にミルク様が乗ってくるのだとか。
2回目の舟漕ぎ(パーリャ)は余興の舟漕ぎ競漕だそうです。
フタデウガンに移動し、写真はアンガー踊りの様子です。
トゥーチを中心に、アンガー達が円陣を作ります。
トゥーチは太鼓を持って歌い、アンガー達はそれに合わせ、踊りながらゆっくりと回ります。
(トゥーチは右回り、アンガー達は左回りです)
我らが青空くん、シーシャ棒でかっこいい棒術を見せてくれくれました!
狂言などが終わると、いよいよミルク行列が!
干立村では、ミルク様に男の子が付いて歩きます。
(祖納は女の子が付いて歩いています)
※ミルク様…弥勒菩薩。五穀豊穣・子孫繁栄の神様。ミリクファー(ミルクの子供たち)
を後ろに引き連れています。
そして、干立村でしか会えない、「オホホ」登場!!
目の彫りが深く、高い鼻・長いヒゲをたくわえ、明らかに島の人とは違う風貌から
西洋人を表したものでは?との伝承があるようです。
(1640年に、隣の集落・祖納で起きた慶来慶田城の娘が南蛮船にさらわれた
との伝承をはじめ、外国船の漂着も西表島では珍しくなかったようです。
また、由来知れずの墓で、「ウランダパカ(西洋人の墓)」と伝承されている
お墓が、西部地区に何箇所か点在していることから、西洋人だという見方に
なったようです。
ウランダはオランダが語源ですが、必ずしもオランダ人に限るものではなく、
干立の方言では、欧米諸国を広く指す言葉であるそうです。)
※オホホ…財宝は持っているけれど、子供に恵まれず、お金で取り込もうとする、
可哀相な方。神であるという説と、道化役であり神ではないという説があります。
ということで、竹富町教育委員会の民俗文化財地域伝承活動報告書には、
「お金よりも子供が大切だと教え、一致団結すれば、たとえ異国の人でも怖くはない、
ということを伝える芸能になったものであろう」
と彼の役割が記載されております。
昨日の10/2は村清めも無事終わり、今日は、静かな干立村です。
今年の節祭を見に来れなかった方、興味のある方、ざっくりですが
いかがでしたか?
このブログがお役に立てれば幸いです。
写真を提供してくれたよっちゃんには本当に感謝です(#^.^#)
ありがとう!オホホのナイスショットは貴重ですね(^J^)
スタッフ・ミキ